「みなさんは自分の体の消費電力とかエネルギーのことは考えなくても大丈夫ですから、ガンガン、エネルギー発散して、燃やして！音楽とともに体、揺らして欲しいと思うので、盛り上がって、ぜひ楽しんでいきましょう！All right! では、トップバッターを紹介したいと思います。こちらは音楽シーンに新たなムーブメントを巻き起こす3人組ユニット、WHITE JAM！」

ステージにホーンの音が鳴り響いた！ステージが青一色に染まる。客席からコールが飛ぶ。暗がりから「もっと名前呼んでー！」と答える声「もっと名前呼んで、ええねん」。ライトがパープルに転換した。一瞬、静まり返ってからピアノのイントロ、優しい高音が降りてきた。
♪そのウソツキな目が優しく笑うから　僕はバカを演じるよ　好きだよ　好きだよ　好きだよ　でも♪

SHIROSEの透き通った声がホールを染める。真っ白なライトがホールを染める。WHITE JAMの原点と言える曲からスタートした。ネット上で400万以上のヒットを記録した動画は仲間で作ったものだった。それでも歌は十分に伝わったのだ。400万以上の涙が流されたに違いない。「僕たちのこと初めて見るって人、そっとはにかんでもらえますかあ？検索ランキングで『WHITE JAMって誰？』っていうのが1位になりました」会場から笑いが溢れる。GASHIMAがラップでスタートさせた。会場はすでに総立ち、手拍子が唸る。カラフルなライトがステージを埋める。ホール全体が手拍子の波に飲み込まれた。NIKKIがステージで跳ねる。「夏が終わったけど、海とか山とか、この夏、そう言えば何処にも行ってない人、手を挙げて下さい」会場からちらほら手が挙がった。「ほおー結構いますね。イイ感じ。仲良くなれそう」ドラムがビートを刻み始めた。「ファーッ！これ、みんなで叫べ！夏なんてマジでいらねっすわ！Say! 」会場が続いた。ファーッ！ホーンが叫ぶ。ビートに乗って始まったのは'夏なんて'。ステージがグリーンに染まる。キーボードがメロディーを刻んでテンポが変わった。
♪夏なんて　ファーッOh Yeah！夏なんてマジでいらねっすわ　あーめんどくせぇ♪

歌い上げたWHITE JAMに会場から万雷の拍手が送られた。「こうやって温かく受け入れられて、楽しいなって思ってます。エコはね、いろんなこと我慢せなあかんとか、犠牲にせなあかんとかイメージあると思うけど、今日、こうやって好きな音楽聞きに来て、そうやってエコにつながっていったらイイと思う。エコバック、これ可愛いで使おうでもいいし、この服、お気に入りやから何年も着ようでもいいし。みんなそれぞれのお気に入り見つけて。例えばCD1枚でもイイと思うんですよ。このアルバム一生聞けるっていうの見つけられたらって僕、思います。たまたまなんですけど僕たちアルバムを11月19日に発売するんです」会場から笑いと拍手が沸き起こった。ホーンが鳴る！ファーッ！「渋谷で200人くらいのところでずっと歌ってきました。苦しくてもみんないろんなこと乗り越えてきていると思うんです。生きてるってことは何かを失いながら生きていると思うんですけど。最後にこの曲を贈ろうと思います、中学のときに書いた日記を元にした曲。大切な人を思いながら聞いて下さい。'ウソツキ'」
♪そのウソツキな目が優しく笑うから　僕はバカを演じるよ　好きだよ　好きだよ　好きだよ　でもだけど本当に欲しいものなら　気付かないでいただけで　既に手にしていたんだね♪　好きだよ♪

清らかなパープルのライトが会場に溢れSHIROSEの歌声がウッディな壁に染みていく。「今日はみなさん、本当にありがとうございましたー！」ホーンが鳴り響き、拍手の渦が止まらない！

ステージにMC、Chrisが再び登場。「やあ皆さん。WHITE JAM、Yeah！会場をあっという間にホームグラウンドにして盛り上げてくれました。葉っぱの形のエコ宣言カードを横浜ゴムの社員スタッフに回収してもらおうと思います。皆さん、しっかり書いてくださいね。みんなで楽しくエコを考えるをテーマに2007年に始まったLIVE ecoMOTIONも8年目。このエコ宣言カードで作る木も年々大きくなってきているという印象があります。ではその8年の軌跡を振り返ってみたいと思います」。会場に2007年からのLIVE ecoMOTIONのダイジェスト映像が流された。それぞれの回で盛り上がってきたライブの歴史は、音楽を楽しむようにエコを楽しもうという軽快な、それでいて真剣さに満ちた歴史。アーティストとオーディエンスが一体となった瞬間、瞬間が切り取られ、映し出されていた。「このように1年に1度、地球への思いを音楽を通じて確認しあってきたLIVE ecoMOTION。今年も、よりワクワクするようなエコ体験、ぜひ楽しんでいってください。ではこのライブの主催でもあります横浜ゴムについてご紹介したいと思います」。

1998年に地球温暖化をテーマとしたエコタイヤDNＡ発表から現在へ。雨の日の不安を減らす、タイヤノイズを減らす、メンテナンスでのストレスを減らす。タイヤに関するストレスを低減することを目指したタイヤ、ブルーアースが紹介された。さらに2006年からFIＡ世界ツーリングカー選手権（WTCC）でオフィシャルタイヤサプライヤーを務め、2010年からオレンジオイル配合技術でグリップ性能を維持しながら環境性能を高めたADVAＮレーシングタイヤが紹介される。モータースポーツの場でもエコ意識を取り入れた活動が映し出された。