横浜ゴムのスタッフからの呼びかけで、WWＦへの募金箱に次々と募金が寄せられる。パンダがここで躍動していた。大きく手を振りオーディエンスを出迎える。弾んで楽しそうに。着ぐるみなのに表情さえもやわらかく。こども達はパンダにハグしてもらってニッコリだ。WWＦへの募金に協力してくれた方々に聞いてみた。「日頃からエコのことを考えているけれど、こうしてちょっとでもエコに協力できるといいですね」鎌倉から来たという女性Ｙ･Ｍさん。「こういう機会に改めてまたエコについて考えられる。とっても楽しみにしています」柏からという男性Ｔ･Ｏさん。お父さんからコインを渡されて募金した小学生の女の子は「パンダさんと握手できてよかった！」と顔をほころばせた。

国際フォーラムのホールＣはいつ来ても、その高い天井からか、巨大な帆船を思わせる。巨大な船の胎内のようでもある。鋭角に立ち上がる客席は船の舳先の内部のようだ。今夜もウッディなホールＣはLIVE ecoMOTIONという船旅への出港を待っている。客席の天井から降り注ぐライトは甲板に注ぐ星明かりのようだ。出港前に見る星空か、はたまた離れていく港の灯りなのか。さあ、出港の準備は整った！我々はLIVE ecoMOTIONという船を進めるクルーの一員なのだ。

6時を回ってまずステージに駆け込んできたのはMC、Chris。「レディース＆ジェントルマン。こんばんは。横浜ゴムLIVE ecoMOTION with MTV 2014へようこそ。MCのChrisです、どうぞよろしくお願いします」会場から万雷の拍手で迎えられた。「ついに8回目を迎えたLIVE ecoMOTION。皆さん、盛り上がる準備はできていますか？」Yeah！会場が答える。「いいねぇ、ステキな笑顔ですねぇ。このecoMOTIONは地球を守るルールとしてのエコだけではなく、人をワクワクさせるエコを進める横浜ゴムの環境貢献活動なんです。我慢するばかりのエコではなくて、楽しいエコ、挑戦するエコへ！人をつなぐ、可能性をつくる、明日を変えていく！横浜ゴムとアーティスト、会場の皆さんが一つになって、これからの地球を楽しく考え、地球をワクワクさせたい。それがこのイベントなんです」