午後の通り雨で歩道の石畳が濡れた渋谷の街、公園通り。午後5時すぎ、渋谷C.C.Lemonホールの前には数多くの音楽ファンが列を作り始めていた。ガラスに覆われたエントランスを盛んに蝉の声が叩いている。午後5時30分、フロントドアが開かれた。
ロビーでは、横浜ゴムの本社と全国の工場から参加したボランティアスタッフが、空の色を写し込んだようなスカイブルーのLIVE ecoMOTION Ｔシャツを着て出迎えた。LIVE ecoMOTION driving by 横浜ゴムは、環境貢献活動「ecoMOTION」の一環として横浜ゴムが自ら企画し運営。多くの方に地球環境の保全を考えてもらうためのきっかけとして、チャリティーライブを実施した。
ライブの運営スタッフに横浜ゴムの社員約40名がボランティアで活動している。ボランティアスタッフは会場運営の仕事に加え、ＷＷＦへの募金も呼びかけた。また会場を訪れた人に、「ひとりひとりのECO宣言」をそれぞれ書いてもらうことも説明。これは、ECO宣言を自分なりのさらなるエコ活動につなげてもらおうという横浜ゴムのアイデアだ。
会場はあっという間に音楽ファンで埋め尽くされた。誰にでも気軽に参加してもらおうとワンコイン（\500-）でのチャリティーライブ。今回のイベントで集められた入場料と募金はすべてＷＷＦを通じて地球温暖化防止に役立てられる。発売後またたく間に完売となった今回のイベントチケット。集まったのは幅広い年代層の人たちだった。いまさらながらECOに対する関心の高さを体感することとなった。サプライズ・ゲストへの期待を胸に続々と会場入りした。